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11月8日、全5回シリーズの2回目となるオンラインお料理教室を開催致しました。今回のテーマはだし巻き玉子。
講師は前回と同じく、日本料理木山の木山義朗さん、司会は心游舎理事モミゾーこと小山良磨さんです。

前回の出汁は、味が決め手ということをオンラインでどう伝えるかが課題でしたが、だし巻き玉子はスピードが勝負。
一同ドキドキしながら始まりました。

最初に作り方の動画を木山さんに説明していただきながら、今後の工程を把握します。
「大丈夫です。言うたら玉子焼きですから!」と言う木山さんの励ましに、少し不安げな表情の参加者の皆さん。
習うより慣れろということで、早速作ってみることになりました。

今回は、練習も兼ねて2本分のだし巻き玉子を作る分量を用意して頂きました。卵を出汁と合わせて混ぜ、ざるで漉すのがポイントです。
火は卵液を入れたときに、じゅっとなるくらい。
卵を固めておく方をよく熱しておくと良いそうです。(上から巻く関東式の場合は上、手前から巻く関西式の場合は手前)
木山さんが若手の頃は、毎日大根のかつら剥きとだし巻き玉子の練習をお店が終わってからしていたそうです。
毎回卵を買うお金もないので、ぎゅうぎゅうに巻いたキッチンペーパーで練習したこともあったとか。
その地道な修行の成果が今の木山の味に現れているんですね。

卵液を投入する直前で、木山さんのWi-Fiが切れてしまうというトラブルもありましたが、彬子女王殿下とモミゾーの小噺で合間をつなぎ、最終的には誰も失敗することなく、美味しそうなだし巻き玉子が出来上がりました。例え失敗しても、失敗したものをスクランブルエッグのようにして芯にして、外から巻いて、簀子で締めれば復活させることが可能だそうです。

少し余った時間を使って、木山さんが錦糸卵の作り方を教えてくださったり、参加者の皆さんの質問に答えてくださったり。
今回もあっという間に時間が過ぎてしまいました。皆さん夕食においしいだし巻き卵を召し上がったことと思います。

オンラインお料理教室を始めてから、ご飯が美味しく炊けるようになった、ちゃんとお出汁をとったら子どもたちが全部おいしそうに飲んでくれるなど、うれしい感想をたくさん頂いています。これからも日々の食卓が豊かになるような企画が続きますので、役立てて頂けたら幸いです。

次回のオンラインセッションは、11月21日。23日の新嘗祭を前に、お米の専門家に集まって頂く米トーーク!!を開催致します。
パネリストは、心游米を作って下さっている新潟の宮尾農園の宮尾浩史さん、ご飯にこだわりをお持ちの京都のごだん宮ざわ、じき宮ざわの宮澤政人さん、司会は上賀茂神社権禰宜で心游舎理事の乾光孝さんです。
新米のおいしい季節に、お米の魅力を再発見するひとときになればと思っております。
ぜひご参加くださいませ。

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