昨年までのお料理教室は、【京都の名店に学ぶ行楽弁当】をテーマとしてきました。
2025年からは、心游舎のオンラインお料理教室のテーマを【郷土料理】として、開催して参ります。
郷土料理第1回は福岡の「がめ煮」です。
「筑前煮」としてご存知の方も多いかと思います。
ちなみに「がめ煮」とは、福岡県の代表的な郷土料理で、博多の方言「がめくりこむ」(寄せ集めるの意味)が名前の由来とされています。
また、豊臣秀吉のおこした文禄の役の時に朝鮮に出兵した兵士が、当時「どぶがめ」と呼ばれていたスッポンとありあわせの材料を煮込んで食べたのがはじまりで、そこから「がめ煮」と名付けられたという説も伝わっています。
今では、スッポンではなく鶏肉を使うのが一般的で「がめ煮」は正月料理や精進料理としてもつくられる一品で、地元では欠かせない味となっています。
本日の先生は、はかた一の天野重義 先生。料理人となって今年で60年目を迎えられました。
司会は心游舎の理事であり、太宰府天満宮 宮司の西高辻信宏さんです。
まず初めに彬子女王殿下のお言葉を頂戴しました。
今までのお料理教室が好評であったこと、心游舎の理事が全国にいることを活かして、それぞれのふるさとの味を紹介したいという今回のテーマへのお言葉を頂戴しました。
いよいよ料理教室スタート。
がめ煮は保存もしやすいため、少し多めに作っていただくことが美味しく作る工夫となります。
また、焼きあごが手に入らなかった場合には、いりこ(煮干し)の頭と腹を除いて代用するのが良いとのことです。
所々で天野先生より
・鶏肉のことを西日本ではかしわと言う
・あごと昆布の出汁と、鰹節が加わった出汁の違い
・人も大きな浴槽が好きなように、食材も大きな鍋を使った方が良い
・赤酒は熊本生まれの料理酒で、代用はみりんが良い
・甘い料理は辛くできるが、辛い料理は甘くできない
・汁物はのどで味見する、煮炊き物は舌で味見する
といった、食材に関するお話や、料理をする上でのコツを教えていただきました。
また、最後にはこの日、お誕生日を迎えられた彬子女王殿下と、前日の12月19日が誕生日の天野先生のお誕生日をご参加いただいた皆様とお祝いしました。
2025年も残すところ僅かとなってまいりました。
本年も心游舎の活動にご理解とご協力、ご参加を賜り、誠にありがとうございました。
2026年も何卒、よろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えくださいませ。

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