群馬県太田市の正願寺にて、「一日坊主体験 〜お寺の文化に触れてみよう〜」と題したワークショップを開催いたしました。
まず始めに、彬子女王殿下よりおことばを頂きました。女王殿下は、一般的にあまり良い意味で使われない「三日坊主」という言葉を挙げながらも、今日は「半日坊主になってみよう!」というテーマのもと、参加した子供達に向けて「実際にお坊さんになったつもりで、様々なことを体感してください」と参加した子ども達に呼びかけられました。
次に、仏教に関する勉強会がクイズ形式で行われました。
クイズを出題して頂いたのは
正願寺 住職の倉嶋慶秀さんと弟子の倉嶋慶那(美那)さんです。
仏教の始まり、お釈迦様の生まれ、念珠の意義等々、、。
全8問のクイズを通し、楽しく分かりやすく仏教の基礎知識を学びました。
次に、遠方よりお越しいただいた福厳寺の石井祐聖先生より、仏具や作法に関する貴重なご講話をいただきました。
• 念珠について、念珠はお経を唱える回数を数える「計算機」
仏様へ祈りの道具として使われる説明がありました。
• 合掌の作法については、左手が私たち、右手が仏様を意味しており、手を合わせることは「私たちと仏様は一緒だよ」という願いが込められていると解説されました。
• また、首から下げる袈裟は、仏様の弟子になった印として身に着けるものであり、本物は布をつなぎ合わせた大きなものであるというお話がありました。
• さらに、お経が書いてある書物や、袈裟、念珠は、直接畳の上に置いてはいけない、トイレの時は外すなど、細かいルールがあることもご教示いただきました。
石井先生の講話の後は、2つの体験活動に取り組みました。
一つ目は腕輪念珠づくり。
参加者はテーブルごとに分かれ、思い思いに好きな色の玉を使って、自分だけの腕輪念珠を作成しました。
二つ目は 坐禅です。曹洞宗の僧侶である坪井先生のご指導のもと、全員で10分間の坐禅を行い、静寂の中で心と向き合う時間を持ちました。
体験の締めくくりとして、護摩法要が執り行われました。参加者は、それぞれ平和や個人の願い事を護摩木に書き込み、お経が読まれる中、その護摩木を火で焚き上げ、願いを祈る厳粛な体験となりました。
この半日の修行体験を通して、参加した子ども達は仏教の文化や教えの奥深さを学びました。最後に、倉嶋住職より大日如来が「みんなの心」を表すこと、そして「人は毎日様々なことがあるけれども、仏様はいつも私たちを守ってくれている」という力強いメッセージをいただきました。
今回のワークショップは、体験を通しお寺の文化に触れる貴重な機会となり、仏教の教えが日常生活にも通じる示唆に富んでいることを実感いたしました。

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