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令和8年1月17日(土)、北海道札幌市の北海道神宮にて、心游舎ワークショップ「小豆を味わおう」~小豆。あ!好き!~を開催いたしました。
当日は講師として十字農園代表の十字満氏および株式会社六花亭 代表取締役の小田文英氏をお迎えし、私たちの食生活に欠かせない「小豆」の奥深い世界を、五感を使いながら学びました。
 ワークショップの前に、心游舎の恒例行事として北海道神宮にて、おごそかな雰囲気のなか正式参拝を行いました 。参拝によって身を清め、参加者全員で気持ちを整える心游舎ならではの時間です。
 ワークショップの始まりは小豆農家の十字氏による、クイズを交えた学びの時間です。世界には約20,000種もの豆が存在しますが、私たちが日常的に口にするのはそのうち30種類ほどであること、また「とら豆」「パンダ豆」といったユニークな名前は、その見た目(動物の模様)に由来していることが実際の豆と共に紹介されました 。
 次に十字さんが大晦日に植えた実際の小豆が、わずか2週間ほどで芽を出している様子を目の前で観察し、生命の力強さを実感しました。
 ここからは芽を出した小豆がどのような工程を経て餡子(あんこ)となるのかを実際に手に触れながら体験を通して学んでいきました。
 最初の体験は脱穀です。 配られた小豆のさやから、自分たちの手で実を取り出す作業を行いました。先ほどの芽の状態から時間をかけて成長し、「さや」の状態を初めて見た子供たちは目を輝かせながら思い思いに小豆の実をさやから取り出していきました。
 次は「ニオ積み」体験です。
ニオ積みとは収穫した小豆を自然乾燥させる工程で、30年前までは当たり前に行われていた方法です。現在は機械化が進んだことで、手間のかかる伝統的なニオ積みを行う農家さんは減っているのだそうです。子どもたちは「マメボーシ」「豆ぼっち」の呼ばれるビニールシートの下に潜り、収穫された小豆になったつもりで、北の大地で育まれた伝統の知恵を体験しました。
 続いての体験は選別作業です。
豆の山から割れているものや色が変わったもの、腐っているものなどを一粒ずつ丁寧に取り除くという根気のいる選別作業に挑戦し、食卓に並ぶまでの苦労、職人さんたちの手間ひまを感じました 。
 次は小豆の実を餡子(あんこ)にしていく作業です。
ここでは六花亭の小田社長の解説とともに、餡子の製造工程を映像で学びました。特に、餡を作るのにじっくり2日間かけることで、渋みの原因となるタンニンを抑え、すっきりとした上品で食べやすい餡子になる といった専門的なこだわりが語られました。
そしてワークショップの最後に用意されたのはなんと!!8種類の餡子です 。
こしあん、粒あんに続き抹茶、ごま、白みそ、干し柿、おおふく、皮むき と
普段なかなか食べることのできない8種類のあんこを前に、子どもたちは大喜びです。保護者の方たちと共に口々に感想を言い合いながら食べ比べを楽しみ、会場は沢山の笑顔に包まれました。
 今回のワークショップを通じ、身近な食材である小豆が多くの手間と時間をかけて私たちの元へ届いていることを学びました。心游舎では今後も、日本の伝統文化や豊かな食の記憶を次世代の子どもたちへ伝えるための活動を続けてまいります。
次回もお楽しみに!

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