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心游舎ワークショップ

【日本茶のすゝめ】
~シチュエーションに合わせたお茶の愉しみ方~ 開催のご報告

新茶の季節となった5月、約1年半ぶりにお茶セッション「日本茶のすゝめ シチュエーションに合わせたお茶の愉しみ方」を開催しました。
オンライセッションの中でも人気企画の一つであるこのお茶セッション。パネラーには彬子女王殿下、一茶庵宗家嫡の佃梓央さん、茶酒房 万(よろず)店主の徳淵卓さんにご参加いただき、そしてEN TEA主宰 丸若裕俊さんの進行のもとスタートしましたが、いつもの通りのっけから皆さんのお茶への愛が溢れ過ぎているスタートになりました。
まずは新茶の季節になり、お茶を摘むタイミングやその大変さを教えていただきました。
お茶は桜前線と同じように種子島から始まり鹿児島から九州、本州へと茶摘みの季節が北上していきます。明治、大正の頃はそのタイミングに合わせて茶摘み専門の集団があり、移動しながら茶摘みを行っていたそうです。彬子女王殿下もお茶摘みや加工する工場を見学する中で、天候などを見計らって畑から畑へと移りながら一斉に行う茶摘みの大変さ、また工場も24時間体制での稼働をされていることを知る中で、お茶はとても手間がかかり、工程にお金がかかっているものなので大切に飲まなければいけないと感じたとおっしゃっていました。

またお茶を愉しむ様々なシチュエーションがありますが、今回はまず朝・昼・晩と1日の生活中にあるそれぞれのシチュエーションにおける愉しみ方についてお話しいただきました。
まずは朝のお茶の楽しみ方について佃さんにお伺いしました。ところが意外にも佃さんからは「最近、朝はお茶じゃなくて白湯だけを飲むんですよね」というまさかの脱お茶?と思わせるような日常が披露されましたが、これは佃さんのこの1年半での実践をされる中で、お茶は夜皆と話しながら飲む方が楽しいと思われたとのことです。
夜の懇親というとお酒のイメージですが、お茶を楽しみながらわいわいとするのも良いのではと述べられました。

また昼のお茶の楽しみ方については、丸若さんから昼の活動をされる中で自分自身の考えがまとまらなかったり、迷ったりしている時に水出しのお茶を楽しんでいると教えていただきました。日中ではなかなかお茶を淹れる道具を揃えてというわけにはいきませんが、水筒にお茶を持ち歩いていつでもリフレッシュできるようにされるとのことです。

続いて夜の楽しみ方について徳淵さんから。生姜を合わせたほうじ茶を飲むと体の芯から温まってくるので夜眠りにつく前には良いと教えていただきました。

それぞれの1日のお茶生活をお聞きすると、それぞれの生活スタイルやリズムが見えてくるという面白い一面が見られました。最後にはやはりお茶はもっと自由にもっと楽しんで良いものというように結論づけられました。どうしてもこのやり方が正しい、こうでなければならないという風潮がありますが、本来自由に愉しむのであれば、自分なりに遊び要素を入れて色々とアレンジしていくのが良いのではとのお話でした。
今回もお茶を愛してやまない皆様の自由ながらもお茶をもっと楽しんでほしいという願いがこもった楽しいセッションとなりました。

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