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【出雲キッズキャンプ】 一日目

各学校が夏休みに入り始めた、7月26日〜28日の3日間に渡り、出雲の地で今年度のキッズキャンプを開催しました。

今年もたくさんの子どもたちとお会いできることを彬子女王殿下もとても楽しみにされていらっしゃいました。また、今年は小学生の時に参加経験のある大学生と高校生がキッズキャンプのお手伝いがしたいというとても嬉しい参加表明をいただきました。
また二日目のオンラインセッション「日本神話シリーズ」の現地開催にご出演いただく落語家立川志の八師匠、ファシリテーターの高橋亜弥子さんにも初日からご参加をいただきました。ちょんまげ姿の志の八師匠は早くも子どもたちに大人気。高橋さんもオンラインではお馴染みですが、ご本人にお会いするのは初めての方が多く、「A Iではないんです」と冗談混じりに交流され、今回のキッズキャンプがさらに楽しくなりそうな雰囲気になりました。

初日は出雲大社の社務所にて開所式を行い、彬子女王殿下の御言葉を頂戴し、また出雲国造 千家尊祐宮司より歓迎と激励のご挨拶を頂戴しました。毎回出雲大社の皆さまには心のこもったご設営をいただき今回も感謝の気持ちでいっぱいです。
その後、心游舎の小山代表、担当の長田さんからキッズキャンプ内の行程と注意点の説明を聞いた後、正式参拝に伺いました。
今年もキッズキャンプが開催できることへの感謝の心を捧げ、3日間の無事と成功を祈願します。通常では絶対に上がることのできない楼門上からの参拝に子どもたちは早くも興味津々。国宝である御本殿も間近で見たり、神職さんからとてもわかりやすく出雲の神々さまのお話を聞けたりと、より近い場所で神様と心を結ぶことができたと思います。
参拝ののち、出雲文化伝承館に場所を移し出雲屋敷と出雲流庭園を見学するとともに茶道体験をしました。伝統的な家屋や庭園のつくりや意味合いを聞くととても興味深く、日常生活の中ではなかなか見なくなったものの大切さに気付かされる体験ができました。出雲屋敷の中でちょんまげ姿の志の八師匠がお座りになると全く違和感がなく、本当にタイムスリップしたかのような感覚にもなりました。
出雲文化伝承館での体験を終えたのち、出雲大社内にある大社國學館にて祓詞と大祓詞についてのご講義を聞き、祓詞の浄書を行いました。参拝の時に神職の方が読み上げる祓詞の意味や、参拝で心掛けることに子どもたちだけでなく参加者全員が熱心に耳を傾けていました。また中々経験することのない浄書も心を込めて丁寧に行なっていました。浄書した祓詞は最終日の参拝に読み上げます。
宿に戻って楽しい夕食の後はキッズキャンプ名物の夜間参拝です。日中と違い静まり返った境内、照らし出された御本殿は本当に幻想的で神様との結びを感じます。
祓詞のご講義の中で教えていただいた、感謝の誠を捧げること、神様と心を結ぶことを思い、清浄な鈴の音とともに今日一日への感謝と明日への誓いを立てるように祈りを捧げ、初日は終了しました。

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