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【出雲 キッズキャンプ】 二日目

起床後、まずは出雲大社を参拝しました。
2日目も見事な快晴。
ボーイスカウト大社第一団の皆様も一緒に参加していただきまして全員で参拝後、美保神社に向かいます。

車内でガイドして頂きましたのは神話ワークショップでお馴染み、万九千神社の錦田宮司です。バスの車窓から見える景色を教科書に神話を解説して頂くという非常に贅沢なフィールドワークでした。

神話の世界がいかにダイナミックでスケールの大きい話であるかがよくわかる解説に、車内は驚きと興奮に包まれました。1000年以上も前にまるでドローンや人工衛星でも使ったかのような俯瞰をしないと書けない内容の神話の世界の神秘性やロマンが非常によく伝わりました。

美保神社到着後は 正式参拝を行いました。
神社のご説明、本殿の造りなどの解説を頂いた後、収蔵庫へ移動しました。
そこには日本最古のアコーディオンや百千鳥(ももちどり)と呼ばれる美しい三味線などが飾られていて、その美しい姿に感動しました。
続いて神社から程近い、美保の灯台を見学をしました。灯台の奥に立派な鳥居がありますが、良く見ると境内がありません。海が見えるだけです。実はこちらは美保神社の飛び地境内となっていて「地の御前」と呼ばれています。
沖合い4km先には、1200万年前に隆起してできた島で、「沖の御前」という場所もあり、こちらは出雲神話に出てくる、ゑびす様こと「事代主命」が鯛釣りをしていたとされる伝説の名所が肉眼で確認できました。 鳥居とその奥にある日本海を見ながら参拝しました。

午後は潜戸観光遊覧船に乗船しました。
高さ40m、長さ200mに及ぶ大きな洞窟 、その名も「新潜戸(しんくけど」を船で通ります。この洞窟には神話が残っており、船頭さんから説明をして頂きました。
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この場所は猿田彦の命(さるたひこのみこと)がお産まれになった処です。お産まれになろうとしていた時、弓矢がなくなってしまいました。母神は「弓矢よ、でてきなさい」と祈願なさいました。すると、黄金の弓矢が流れ出てきました。御母はそれを手にすると「なんと暗い 窟いわやであることか」とおっしゃって金の弓矢で洞窟を射通されました。すると、暗い洞窟の東口から光りが射し込み明るく輝いたことで「ああ、かかやけり」と仰いました。そのせりふが今の加賀という地名の由来になっているそうです。
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この窟のあたりを通るとき、黙って無言で通ろうとするとたちまちつむじ風が起こり、船が転覆してしまうという言い伝えもあるそうで、子ども達は元気で大きな声を出しながら洞窟内を通りました。
船を降りてからは万九千神社に移動し、
いよいよ神話のオンラインセッションが始まりました。
登壇者は高橋亜弥子さん 彬子女王殿下、錦田宮司、志の八師匠の4名です。

通常のオンラインセッションとは違い、実際の神社を舞台に島根の地から四人で配信を生中継するという初の試みでした。今回は4回シリーズのうちの3回目、大国主神による「国譲り神話」のクライマックスのシーンをメインにお話頂きました。
子供たちも集中してしっかり最後まで楽しそうに錦田宮司のお話、そして4人の語り合いを聞いていました。質問もいつもオンライン配信で行っているよりも多くの質問が飛び交っていました。
最後はオンラインでの参加者、実際に神社で参加している子供たち全員で読み合わせを行いました。

2日目の最終行程は子ども達がとても楽しみにしていたバーベキューです。焼きマシュマロ、スイカ割、花火と盛りだくさんで、地元のボーイスカウトの子ども達と、とても楽しい夜となりました。
盛り沢山の2日目も無事に終了しまして明日は最終日です

 

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