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令和8年6月3日(水)
山梨県富士吉田市にご鎮座する冨士山元祠にて本殿修理竣工式並びに冨士講冨士山開山祭「御神火神事」が執り行われました。彬子女王殿下御臨席のもと、心游舎理事も参列して参りました。

今回の修理にあたり、心游舎では3月に京都市立芸術大学にて御本殿の天井絵を子供たちに描いていただくワークショップを開催いたしました。完成した社殿の中で天井絵がどのように納められているのか、期待と緊張を胸に参列いたしました。

当日は台風の影響による雨に見舞われましたが、祭典が始まると次第に雨脚も弱まりました。
完成した社殿には、150年前に建てられた柱が大切に残されるとともに、地元の織物製作会社の最新技術が施された美しい襖が設置されていました。
そして御本殿の真上には、子どもたちが描いた天井絵が並べられ、厳かな雰囲気の中にも温かみを感じさせる仕上がりとなっていました。
ワークショップでは、さまざまな表情の富士山や色とりどりの植物、家族の笑顔、可愛らしい手形、海の生き物などが描かれました。また、板の裏には子どもたちの名前と将来の夢が記された紙が貼られています。木目の美しい板は、ワークショップの際には生命を吹き込まれたかのように鮮やかに彩られていましたが、御社殿の一部として天井に納められると、まるで神様のお力が宿ったかのような厳かな魅力を放っていました。
冨士道神道扶桑教管長の宍野史生様からは、「御本殿の天井絵がとても賑やかで、神様もさぞお喜びになることでしょう」とのお言葉を頂戴いたしました。

当日は、天井絵ワークショップでご指導いただいた京都市立芸術大学副学長、川嶋渉先生と大学関係者の方々、絵具をご提供いただいた株式会社吉祥の尾崎泰也様もお越しになり、完成した天井絵を感慨深げにご覧になっておられました。
内覧を終えると神事へと移り、神様の御霊が御本殿へ遷されると、会場は一層厳粛な雰囲気に包まれました。続いて冨士講冨士山開山祭「御神火神事」が始まり、斎火壇に火がつけられると登山者の安全祈祷が行われました。大変迫力のある神事であり、なかなか目にすることのできない貴重な経験となりました。

祭典が終わる頃には台風も過ぎ去り、雨が上がると次第に青空が広がり始めました。御神威を改めて感じるとともに、無事に祭典を終えることができた喜びを皆で分かち合い、祝賀会へと移りました。

祝賀会はハイランドリゾートホテル&スパにて多くの関係者出席のもと開催され、宍野様の式辞の後、関係者へ感謝状と記念品が贈呈され当会の倉嶋代表理事も登壇いたしました。その後、彬子女王殿下より「天井絵の奉納は伝統を継承するという意味で、大変心游舎らしい事業を行うことができました。多くの方の富士山への想いが今後も扶桑教の教えを支え、本殿が大切に守られていくことを願います。」とのおことばを賜りました。
また、本殿修復に至るまでの記録映像が上映され、子どもたちが天井絵を描く様子も紹介されました。(https://youtu.be/9NNZrUUcLbs
続いて祝賀舞、大東流合氣柔術の演武や冨士講音頭が披露され盛会裏のうちにお開きとなりました。

天井絵の奉納という大変貴重な機会をいただきました宍野様をはじめ、ご関係の皆様に深く感謝申し上げます。山梨方面へ行かれる際は、ぜひ冨士山元祠にお立ち寄りください。

※写真の無断転載は固くお断りいたします。