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11月19日、今年二回目となるお料理教室を開催いたしました。今年のテーマはおせち料理。祇園川上の加藤宏幸さんにたたきごぼうと菊花蕪の作り方を教えていただきました。
まずは菊花蕪から。めんどくさがりの彬子女王殿下は、細かい作業を要求されそうな今回の料理に戦々恐々です。最初に蕪の皮を厚く剥きます。皮の内側に線がありますが、ここまで分厚く剥くのがポイント。筋の部分なので、残しておくと口残りが悪くなってしまいます。剥いた皮は、浅漬けにしたり、お味噌汁に入れたりするといいそうです。加藤さんの剥いた蕪と彬子様が剥いた蕪を並べて映され、「やめて~!」と叫んでおられました。
剥いた蕪を横半分に切り、菜箸を両側に置き、直角に切れ目を入れていきます。プロはこの作業を菜箸なしで、数倍細かく切れ目を入れることができます。彬子様も細かさに驚愕しておられました。その蕪を一口サイズに切り、海水程度の塩水に漬けます。40分くらい置いておくと花が咲くので、酢、砂糖、水を合わせたものに、軽く絞って入れ、昆布と鷹の爪を加えて、冷蔵庫で寝かせます。お好みですが、三日くらい置くと食べごろだそうです。お皿に盛りつけ、鷹の爪を小口切りにしたものを上に乗せ、できあがりです。
次はたたきごぼう。サラダごぼうを使います。包丁の背を使って、皮をこそぎ落し、水で洗って、綿棒で軽くたたきます。4センチほどの長さに切り、更に半分に切って、酢水に漬けます。そして、少し酢を入れたお湯で5分ほど湯がきます。湯がき終わったらザルに上げ、軽く塩をしておきます。その間に、みがき胡麻をきつね色になるまで炒ります。香ばしい香りがたまりません。炒った胡麻をあたり鉢であたります。必ず綿棒は右回りであたるそうです。半分つぶれたくらいで、砂糖、薄口醬油、御酢を入れて混ぜ、ごぼうを入れて和えます。最後の隠し味に山椒を入れます。彬子さまは、山椒を入れる前と入れた後、両方試食をされましたが、「入れる前もおいしいと思ったけど、山椒を入れると全然違う!」とのこと。参加されていた皆さんも、画面の奥でぱくぱくと召し上がっている姿が見えたので、とても満足されていたようです。
加藤さんと彬子様の掛け合いが漫才のようで、とても和やかなお料理教室となりました。次回のお料理教室は、木山さんです。何を教えていただけるか楽しみです。

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