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「心游舎 日本茶のすヽめ」

6月6日、2回目となるZoomを使ったオンライントークセッション「心游舎 日本茶のすヽめ」を開催いたしました。

パネリストは一茶庵宗家嫡承 佃梓央(シオウ)さん、お茶博士でお馴染み福岡の茶酒房 万(よろず)店主 徳淵卓さん。 そして特別出演の彬子女王殿下をお迎えし、EN TEA主宰の丸若裕俊さんの司会で、終始笑いの絶えないあっという間の1時間のトークセッションでした。

パネリストの方々が、普段はどのようなお茶を飲んでいらっしゃるかという話で始まりましたが、普段はほうじ茶や番茶が多い、煎茶はお稽古などの姿勢を正す場面で飲むけれど、いつもはコーヒーばかり、などという意外な回答もありました。

新しく発売した心游茶「秘色」の淹れ方動画を見ながら、毎日飲むお茶をもっとおいしくなる方法についてお話しました。 それぞれ皆さんこだわりの淹れ方があるのかと思いきや、佃さんのバチバチに塩素消毒された大阪市水道局のお水を使っています!というお話に一同大爆笑。 徳淵さんは、お茶が出るまで一分くらい待ちます。深呼吸二回分くらいですと言われましたが、徳淵さんの肺が強靭すぎるという結論に至りました。 結局はお水も茶葉の分量も抽出時間も待つ時間の過ごし方も、ルールはなし。自分で好きな淹れ方をして楽しんで飲んだらよいのだというのが、パネリストの皆さんの総意でありました。

また、心游茶の独茶セットの開発の経緯のお話が彬子女王殿下からありました。 子どもたちが扱いやすく、巾着に収めてコンパクトに室内でも屋外でも気軽にお茶を楽しめるようにという思いで、急須ではなく取っ手のない宝瓶を使い、中に茶碗が二つ収められるようになっています。 お茶を入れる茶缶は、心游舎の雪と茶畑の地図記号があしらわれたデザインになっています。茶畑の三つの点のマークは、茶の実の中に入っている三つの種子を表したものだったんですね。

そして、徳淵さん、佃さん、丸若さん、それぞれの独茶のお道具をご紹介いただきました。 収納する箱が急須にもお弁当箱にも変身したり、中国の青銅器が出てきたり、フランスからやってきた宇宙人が登場したり。 皆さんがお茶、そしてお茶を飲む時間を心から楽しんでおられることがお道具から伝わってきました。

心游茶の独茶セット、淹れ方の監修は徳淵さん、茶葉は丸若さん、そして「独茶」の名称は、一茶庵でのお茶の楽しみ方から発想を得たものです。 この度、かかわってくださった皆さんとこうしてお茶のセッションができたことは、とてもありがたいことでありました。 独茶セットは、心游舎の会員さん向けの御朱印帖集めの賞品として作ったものですが、この度オンラインショップでご購入いただけるようになりました。 心游茶の淹れ方動画を見ながら、ぜひご自宅でお茶を楽しんでくださいね。

3回目のオンライントークセッションは、6月28日。テーマは「夏越の祓」です。 京都産業大学の小林一彦先生と心游舎理事で上賀茂神社権禰宜の乾光孝さんが、お子さんでもわかりやすい夏越の祓のお話をしてくださいます。 新型コロナウィルスが流行する中、罪穢れ、そして災厄を祓うことの意味を考えるきっかけになればと願っています。 次回も心游舎の会員限定とさせていただきます。ご関心のある方は、これを機会にぜひご入会くださいませ。

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