6月9日(日)
心游舎 田植えワークショップ開催のご報告
心游米の田植えの季節となりました。
今年で9回目となる心游舎の田植えワークショップは天候に恵まれました。
素晴らしく気持ちの良い晴れかつ、程よく風もあり日差しも強すぎず
絶好の田植え日和となりました。
参加者は國學院大学、新潟国際情報大学、新潟食糧農業大学の学生さん達と引率の先生方、
そして心游舎の理事メンバー。
新潟の地元農家さん達と合わせると
総勢60名以上の大人数となり、大変にぎやかに田植えを行う事ができました。
心遊舎代表理事である小山の挨拶に始まり、
続いて志田ファームの志田様より
田植えの説明を聞きました。
「宮尾さんが手塩にかけて大切に育てた苗なので
根っこを切らないように、なるべく優しく3本ちぎりましょう。」
「最後には神様に奉納するという事を意識しながら、気持ちを込めて一本一本植えてください」
等と、田んぼや稲に向き合う際の大切な姿勢も含めて
わかりやすく、優しく丁寧にお声がけをして頂きました。
泥まみれになる前に記念撮影を行い、
「手で田植えをする組」と、中村さんの指導する「機械による田植え組」に分かれて
作業が始まりました。
手植えの班はさらに「コシヒカリ」と「こがねもち」(もち米の品種)の2手に分かれて植えていました。
2つの品種が混ざらないように細心の注意を払います。
手植え班の学生さん達からは、慣れない作業で大変な思いで一歩一歩進みながら植える自身と、隣で圧倒的なスピードかつ綺麗に進んでいく機械とを比べながら「機械凄い!」といった驚きの声も多く聞こえてきました。
田んぼの両サイドから真ん中に向かって進みだしたわけですが、
作業開始から1時間が経ってもまだまだ合流することができず、
果たして時間内に終わるのだろうかと参加者全員が心配な気持ちになりました。しかしだんだん慣れてきて作業スピードが上がり、最終的には全ての田植えを終える事ができました。参加者人数が多かった事もありますが、9回目にして初めて予定の場所を全て植えきることができたそうです。
田植え終了後はみんなでアイスタイム。恒例となっている新潟名物の金太郎&桃太郎アイスをご馳走になりながら自然と笑みがこぼれます。
その後、公民館に移動しお昼ご飯を頂きました。
今年で10周年を迎える五泉のゲストハウス「五ろり」のご夫妻を中心として、
新潟の皆さんにお昼ご飯を作って頂きました。
五ろりのご主人自らが山へ入り収穫した大量の山菜、お味噌汁、そして炊きたてのご飯。
自然の恵みや旬、そして作って頂いた方々の温かさを感じながら、参加者全員で手を合わせ目の前のご馳走を頂きました。
一人ひとり田植えの感想を述べ合う時間も非常に素晴らしい時間となりました。
初めて田んぼに入った感動を述べる学生や、今まで準備してくださった方々に感謝を述べる方、
ワークショップの開催に多大な協力を頂いている地元の方々の「ぬくもり」や和やかな昼食会場の雰囲気に感動した先生 等など
それぞれの感想を発表し合ったところで、全ての予定が終わり解散となりました。
次回は7月に草取りを行います。
秋の稲刈り、そして今年は東京大神宮への奉納と
ワークショップは続いていきます。
どうぞお楽しみに!
※写真の無断転載は固くお断りいたします。