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心游舎お料理教室
【花見弁当】 開催のご報告

今年度の心游舎お料理教室は日本の食文化の一つでもあるお弁当にフォーカスし、季節や行事を感じることのできる「行楽弁当」をテーマにして全3回お送りいたします。
冷めたご飯を持ち歩いてより美味しく食べる「お弁当」という文化は日本以外ではあまり見かけません。またお弁当箱の中に季節感や文化など小さな宇宙が存在するのがお弁当としての魅力でもあります。
第1回目は春のお花見弁当として京都の日本料理「獨歩」のご主人、宮澤政人さんにご指南をいただきました。この日は帆立てのうま煮と筍の木の芽和え、蓮根と海老の挟み揚げを教えていただきました。3品の調理なので時間内に大丈夫かな?と思いましたが彬子女王殿下も参加者の皆様も慣れた手つきの調理で春らしいとても美味しそうな3品ができました。
木の芽和えの玉味噌は、だまにならないようにひたすら混ぜて、硬めにしていくことが大切であるということや、海老のすり身は多少荒目の方が歯応えが出て良いことや、蓮根に挟む時には真ん中を山に盛り上げるようにして挟むこと、天ぷら粉の混ぜ方や配合など、このお料理教室ならではのポイントを教えていただきながら作ることができました。
試食をされた彬子女王殿下からは春を感じる料理ですと感想をいただきました。
また今回3品を通じて宮澤さんから、何かを混ぜるときは右回りに混ぜると人生も好転しますよということと、料理は人生そのもの。心次第でおいしさが変わります。食べていただく人のことを思ったりして作ればお互いの心が重なり幸せになりますと教えていただきました。
次回は秋にお月見と紅葉狩りをテーマに行楽弁当作りをお届けいたします。どうぞお楽しみに。

 

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