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【神さまと仏さま】

1月27日(土)に、今更聞けない神社のお話スピンオフ企画として、神職と僧侶のオンライン対談「神さまと仏さま」を開催致しました。
特別御出演として彬子女王殿下にご参加いただき、パネラーは心游舎の恒例企画として神話シリーズ講座の講師であるオロチ先生こと万九千神社宮司の錦田剛志さんと心游舎理事の真言宗豊山派・正願寺の倉嶋慶秀住職にご参加いただき、心游舎サポーターの乾光孝さんの進行で始まりました。

このオンラインセッションは日本で古くから信仰のある神道と仏教の共通することは、どのくらいあるのだろう。また、神職と僧侶は「似ているようで似ていない?似ていないようで似ている!」共通点や相違点はどのようなことがあるのだろうかという疑問から今回の企画が決まりました。

まず神職と僧侶が、祝詞やお経をあげるときに手に持つ道具について話題になり、神職が捧持する笏についての解説。僧侶の如意の意味との比較がなされ、由来も似ていますが、両方の道具を持つ一つの理由として、威儀を正す為に持つことであることが分かりました。
続いて装束についてですが、位階によっての色の違いは、神職も僧侶においても同様であることを知ることが出来ました。実際に身に付ける袴や衣も画面に出していただく場面もあり、分かりやすく説明が進みました。

また、神さまをお祭りする神棚とご先祖様をご供養する仏壇の意味や、祝詞とお経は、暗記をしていても一言一句丁寧に間違えないようにお唱えする事が大切であると教えていただきました。
そして、天照大御神と大日如来についてでは、「天照大御神」は天上に照り輝く至高の神であり、太陽神と位置づけられている。「大日如来」は、真言密教の教主であり、全ての根源となすとされ、偉大に輝くものとして、太陽の化身として位置づけられると説明がありました。神仏ともに太陽の恵みに感謝することも共通しているように感じました。
聴講していただいた方々からも多くの質問を受け、「笏の裏に祝詞を書いておく作法があるか?」などの様々な疑問が投げかけられました。
様々な視点から神様と仏様について知ることができ、予定時間を30分以上超過しても開催となりましたが、全ての質問にお答えすることが出来ませんでした。申し訳ございません。
続編が開催も検討しておりますので、ぜひお楽しみにしていただければと思います。

 

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