1月15日、今年初となる書き初めのワークショップを北野天満宮で開催いたしました。過去2年書き初めのワークショップはオンラインで開催してきましたが、今年はようやく対面で実施することができました。講師はお馴染みの神郡宇敬先生です。
まず、ご本殿に参拝させていただき、ワークショップの開始です。橘重十九宮司様のご挨拶に続いて、権禰宜の東川さんが、新年に行われる天満書(てんまがき)の由緒や、天神様と書、寺子屋のお話などをわかりやすくしてくださいました。
その後、参加者全員で墨をすり、神郡先生主導で手のウォームアップ。縦横に筆を使って線を引いたり、ぐるぐると円を描いたり。ひと口に線を引くと言ってもなかなか難しいもの。同じ太さで真っ直ぐに線を引くのは、簡単そうに見えて難しいと言うのを、皆が体感しました。
そしていよいよ、それぞれがお手本を選んで横に置き、書いていきます。神郡先生はとても褒め上手。悪いところを挙げて直すのではなく、いいところを褒めて伸ばしてくださいます。それもそれぞれ違うところを、違う言葉を使って褒めてくださるので、子どもたちの目がだんだんキラキラと輝いていき、夢中になっていくのがわかります。書いている姿は、本当に真剣そのもの。何枚も書き続ける人も、納得がいったところで打ち止めにする人もいましたが、皆がとても集中して書いている姿が印象的でした。
それぞれ自分が一押しの作品を選んで、天満宮にご奉納させていただきました。奉納した天満書は、絵馬堂に展示されています。書の神様と言われる天神様に自分の書を見ていただくのは緊張しますが、書がうまくなるような気もしますね。
次回は、2月11日に空海さんの教えについて学ぶオンラインセッションが予定されています。ぜひご参加くださいませ。
※写真の無断転載は固くお断りいたします。