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12月18日、オンラインお料理教室の最終回を開催いたしました。今年の心游舎のオンラインセッションの結びとなります。おせち料理第三弾は、木山の木山義朗さんに金柑蜜煮、田作り、車海老の旨煮を教えていただきました。今回は、司会のモミゾーこと小山良磨さんも、理事挨拶の西高辻信宏さんも、現地に出張。果たしてオンラインでつなぐ意味はあったのか?と言いながらの開始となりました。
まずは、金柑の蜜煮から。皮に放射状に切れ目を入れて、4分ほど茹で、水にさらします。上からつぶし、種を竹串で取り出します。丸のまま煮て、種はそのままの場合もありますが、この方が頂きやすいですね。でも、意外と種を取るのが難しく、「なんだかぐさぐさになっちゃう」と彬子女王殿下。木山さんにプロが下処理した金柑と並べて画面に出され、「やめて~」と叫んでおられました。水と砂糖を鍋に入れ、溶かし、金柑を入れて煮つめます。シロップごと冷まし、瓶などに入れて保存します。ちなみに、この砂糖液のことを「ロップ」と言うそうです。「どういう字?」と彬子様が聞かれましたが、「シロップのロップなので、カタカナ?」とのこと。一つ賢くなりました。
当日の段取りを把握していない木山さんが、「次何でしたっけ?」と少しバタつく場面がありましたが、教室は粛々と進みます。次は田作り。醤油、みりん、ざらめなどの材料を鍋に入れてとろっとするまで煮詰めます。ごまめをさくっとするまで乾煎りし、たれを絡めます。すぐ固まってしまうので、ここはスピードが重要。ごまめの頭を揃えて、一塊にします。「あつっ!」「あーあーあー」と段々擬音が多くなる彬子様です。
車海老の旨煮は、まずは煮汁を作ります。酒、砂糖、生姜などを鍋に入れて煮立てます。沸く間に車海老の背ワタを取るのですが、前回と同じように彬子さまは謹んでお断りされていました。煮汁で海老を2分くらい煮てから、取り出し、煮汁を氷水に取って冷まします。煮汁が冷めたら、海老を戻してそのまま3日ほど味をしみこませます。お味見用に木山さんが切ってくださったのですが、まだ数分しか漬けていない海老を召し上がった彬子さまは「…海老」と一言。木山さんに「語彙!」と突っ込まれておられました。でも、その後試食した西高辻さんも、「…海老」と。味の浸み込んだ海老を頂くのが楽しみになりました。
今回は事務局の作業ミスで、残念ながら動画が撮れていませんでしたので、お料理教室の風景をご覧いただくことができないため、特別に作り方動画を公開させていただきます。ぜひ年末に作ってみてくださいね。
来年のお料理教室の内容はまだ企画中です。どうぞお楽しみに。

※写真の無断転載は固くお断りいたします。