7月7日(日)
心游舎 草取りワークショップ 開催のご報告
前日まで雨が降っていた上に天気予報でも雨マークとなっていて無事に開催できるかどうか非常に心配でしたが、
なんと当日は予報を覆す見事な晴れ。
気温も30度を下回る絶好のコンディションで
9回目となるワークショップを開催できました。
まさに七夕の日に彦星と織姫がほほ笑んでいるかのような
草取りの日となりました。
心游舎の小山代表理事が司会の下、
草取りワークショップがスタートしました。
最初に総裁の彬子女王殿下のお言葉を頂戴しました。
彬子様が毎回お伝えされている
「草取りをせずして米作りを語ることなかれ」
という言葉と共に、
初めて草取りをお手伝いした際にご苦労なさったエピソードを交え、いかにこの草取りが重要なのか、
心持ちをお話しくださいました。
続いて、志田ファームの志田様による草取りの説明がありました。雑草と一言で括ってしまうと稲の成長を阻害する様な
悪い存在というイメージを私たちは持ってしまいがちですが、
実は農家さんにとって生えてくる時期や状態によって
見えない土の中の状況を教えてくれる存在でもある
という事を教えてくださいました。
宮尾農園の宮尾さんは農機具についての説明をしてくださいました。
「道具の進化の歴史は草との戦いの歴史と言っても過言ではない。」という言葉がありました。
草取りは言葉通り草を取る作業ですが、実は人間が田んぼに入ることによって
土と空気がかき混ざり、稲がさらに養分を吸いやすくなる という重要な役割もあるのだそうです。
他にも疲れにくい作業の仕方などをレクチャーして頂き、
暑さ対策をしっかり施しながら
いざ全員で田んぼへと向かいます。
土の中に足を入れると、とろとろとした感触で非常に気持ちが良いです。
一つ一つ、稲の周りを丁寧に手で草を取っていきます。
中腰の体制が続き非常に身体的に大変な作業である為、時折腰を伸ばし、遠くの美しい山々を眺めたりしながら田んぼの反対側を目指して進んでいきました。
1時間30分ほどで作業が無事に終わり、
着替えたのちに公民館へ移動します。
ご飯ができるまでの時間に質問コーナーが設けられ
國學院大學の学生さん達から地元の農家さん達へ様々な質問が飛び交いました。
農家さんの一日のスケジュール、
農業を始めたきっかけについて、
冬はどんな作業をしているのか? 等など
沢山の質問に対し農家さんが丁寧に答えてくださいました。
非常に学びの多い回答があったり、
中にはユーモアたっぷりに答えてくださる方もいて、
場が大いに盛り上がりました。
お昼ご飯は地元の旬な野菜がふんだんに入ったカレーです。
みんなで草取りを振り返り、語らいながら食べるご飯はとても美味しくて、最高の時間となりました。
次は、いよいよ稲刈りです。
自分たちで田植えをし、草取りをした稲が
この後どんな姿で稲刈りを待っているか、、、
次回も楽しみに!!
※写真の無断転載は固くお断りいたします。