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8月8日(火)皇學館大学において、令和5年度のお花神饌づくりのワークショップを開催しました。
皇學館大学では4年ぶりの開催となり、30名の学生の皆さんが、染司よしおかの吉岡更紗さんの指導のもと3時間超にわたり、心を込めてご神饌作りに取り組んでいました。
6班に分かれ、紅白の梅を模したご神饌と南天の木を模したご神饌づくりを行いましたが作り始めは糊や鋏、絵筆など普段使い慣れている道具にも関わらず、一つ一つのパーツを組み上げていくのにかなり苦戦をしていた学生の皆さんでしたが、制作を進めていく中でコツを掴み、より綺麗に、本物の花に近づけるにはどうしたら良いかと職人さながらのこだわりを持って取り組む姿も見られました。
制作には彬子女王殿下もご参加され、学生の皆さんと懇談をしながら和やかに制作をされていました。
吉岡さんからは、梅の花弁や葉など個別のパーツを作っている時は花全体のイメージは出てこないが、少しずつ組み上げる中で徐々に梅の花らしくなっていく、花に命が入っていくことが実感できる楽しみがあると教えていただきました。
終わった後、学生の皆さんは今までにない充実感があったようで、「先生のお手本のように繊細なお花にならず苦戦した」「自分の指なのに思うように動かなかった」「パーツごとで作ったものを合わせようとした時にバランスを取らないと外れてしまったり、綺麗な花にならないところが難しかった。」「自分たちの作ったご神饌が石清水の神様に奉納されると考えると感慨深い。」「今度はもっと綺麗にできるようにまた参加したい。」など、多くの感想を聞くことができました。
今回制作したご神饌は9月15日に行われる石清水八幡宮の石清水祭に奉納されます。

 

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