だしの旨味とは何か

開催地:上賀茂神社(京都市北区)

9月28日、今年で3年目となりました京都産業大学京都文化特殊演習と心游舎の共同企画になるワークショップを上賀茂神社で開催いたしました。今年のテーマは、「見て・聞いて・味わおう!きょうからあなたもだし職人」です。「きょう」には、「京」と「今日」がかけられており、このワークショップを機に、京都から、今日からだしをとろうと思う子どもたちが育っていってくれたらという学生さんたちの思いが込められています。

始めにみんなで揃ってご本殿に参拝。神様の前には今日の主役となる昆布と鰹節がお供えされています。神様もおだしがお好きなのですね。客殿に戻り、ワークショップの開始。学生さんたちからだしとは何かという説明があり、班に分かれて鰹節を削る体験、金平糖や梅干しなどを食べてみて、甘味・酸味・塩味・苦味の味の違いをそれぞれ感じてもらい、だしの旨味とは何かを考える体験をしてもらいました。「あまーい!」「すっぱい!」などの声が上がり、子どもたちはクイズ形式の体験を楽しんでいたようでした。鰹節削りもあまりご家庭ではやらなくなっていると思いますが、はまってしまう子どもたちが続出。「もう一回!」と何度も戻ってきて、鰹節を我も我もと手に取る子がたくさんいました。

体験の途中で、料理研究家の後藤加寿子先生が、昆布だし、鰹昆布だし、あごだしをそれぞれとって、試飲をさせてくださいました。「魚臭い」「味がしない」という子たちもいましたが、「なんかおいしい」「味が違う」という子も。先生のだしの取り方のお話に、今度はお母さま方が前のめりでメモを取っていらっしゃったのが印象的でした。

最後に、後藤先生が作ってくださっただしを使ったお料理を皆でお膳で頂きました。食前感謝、食後感謝のお祈りも、上賀茂の神職さんの先導でしっかりさせて頂きました。心游舎が毎年作っているお米、お豆腐のお味噌汁、お菜っ葉のおひたし、だし巻き卵にお漬物。日本の滋味あふれるお料理は、本当に体中にしみわたり、元気になるような気がします。みんなぺろりと完食していました。

帰りに、お下がりの鰹節と昆布をみんなお土産に頂きました。きょうからだし職人になってくれたらいいなと願っております。ワークショップには、京都産業大学OBでいらっしゃる聖護院八ッ橋の鈴鹿且久社長のご縁で、多くの皆様方から食材等の協賛をいただきました。心より御礼申し上げます。

恒例の集合写真