御花神饌を自分の手でつくる

平成30年8月7日、國學院大學との共催で心游舎ワークショップ御花神饌つくりを開催いたしました。

御花神饌とは、勅祭石清水祭にお供えする和紙製の造花のことで、12台の季節に応じた花々があります。
今回は梅の台の白梅と紅梅、南天の台の葉を制作しました。

「御花神饌」つくりは、彬子さまが染色研究家の吉岡幸雄先生の工房での体験と感動をみなさんと共有したいと思われたことから始まりました。
心游舎にとってはワークショップのルーツといえるものです。
今回の講師は天然の染料を使用し古代の方法で染色をおこなう「染司よしおか」の吉岡更紗さん。
おじいさまの代の頃によく工房に遊びに行き、工房の雰囲気が子どもながら何かしらなじむものを感じていた更紗さんは、お父様の後を継ぐことを決めて染色の道に入られました。
御花神饌に用いる和紙も、古代の染色技術にのっとり古代の色を再現するように心がけていらっしゃいます。

そんな貴重な材料を用いることももちろんですが、大きな主題は神様にお供えする御花神饌を自分の手でつくるというところにあります。
神道文化学部を擁する國學院大學の学生の皆さんには、その主題は十分に伝わっているように見受けられました。

実際につくってみると、すごく集中しないとできないほど難しい作業でありながら、とても楽しかったという感想がたくさん聞かれました。
当日は、石清水八幡宮から神職の林さんもご参加いただいたので、学生の皆さんから「実際に神饌をお供えするときはどのような気持ちで臨んでおられるのですか」などと、突っ込んだ質問もされていました。

今回制作した「白梅」「紅梅」と「南天の葉」は吉岡工房で仕上げられ、今年9月の勅祭石清水祭に奉納されます。
今回もワークショップの開催にご尽力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。