あっという間の3日間

開催地:出雲大社(島根県出雲市)

7月14~16日まで4回目となる出雲キッズキャンプを開催しました。 出雲での開催は3年ぶりですが、初回参加時はなきべそかきの年長さんが6年生に、6年生が立派な高校生のお姉さんになり、下の子の面倒をしっかりみている様子を見ていると、感無量のものがあります。 子どもたちの成長に心游舎の歩みを重ね合わせ、我々も彼らのように成長できていたらいいなと思ってしまいます。

今年のキッズキャンプは、開校式の後、参加者全員揃っての出雲大社ご本殿参拝で幕を開けました。 そのあとは、初回のキッズキャンプでも好評を博した島根県立古代出雲歴史博物館での勾玉づくりのワークショップです。 6年前は大人に手伝ってもらわないとできなかった子たちも、今年は自分の手で作り上げました。 夜はその勾玉を首に、手には鈴を持ってご本殿の夜間参拝。 徐々に徐々に闇に包まれていく中での参拝は、何度経験しても心が震えます。 神様を前にして、みんなの心には何が浮かんでいたのでしょうか。

2日目は、早朝参拝の後が今回のハイライト。 飯南町の大しめなわ創作館で、出雲大社の神楽殿に架け替えられる大しめ縄のより合わせのお手伝いをさせていただきました。 巨大な蛇が絡み合っていくような不思議な光景。 クレーンを2台使っての緊迫する作業に、一同から「すごい」の声が上がります。 灼熱の炎天下で、出雲大社のボーイスカウトの子どもたちと共に、せーの!の掛け声で少しずつしめ縄を押していきます。 みな汗だくになりながらの作業でしたが、これが次に出雲大社にお参りするときは神楽殿にかかっているなんて、本当にありがたい経験をさせていただいていますという声が聞こえてきました。 奉納式典の後は、しめ縄の剪定をさせていただき、作業は終了。 それぞれアイスクリームやかき氷で火照った体の熱を冷ましました。出雲に帰り、夜は島根ワイナリーでおなか一杯バーベキューを楽しみました。

最終日。朝からご本殿の草取りをさせていただきました。 無心に草を引いていると、心がいつの間にか穏やかになっているのが不思議です。 そのあとはさらに心が穏やかになる体験が待っていました。 ツバメたちが子育てで忙しい大社國學館で、祓詞の浄書です。 昭和13年創立の建物に、「昔の学校みたーい!」とみな大興奮。先生に祓詞の意味を説明していただきながら、一文字ずつ心を込めて写していきます。 自然とみなが集中していくのがわかる、とても静かで気持ちの良い時間を過ごさせていただきました。 写し終わってから、祓詞を手にみなでご神殿に向かい、祓詞を奏上しました。普段何気なく聞いている祓詞ですが、意味を知り、自分で言葉に出して言うと、不思議と心にすっと入ってくるような気がします。 ひとときの自由時間の後は、あっという間の閉校式。 参加者の皆さんのお顔には充実感と共に一抹のさびしさが混ざっていたような気がします。

今年もまた素晴らしい3日間を提供してくださった千家宮司様を始め、出雲大社の皆様、関係者の皆様方に心よりの御礼を申し上げます。 来年もまた一回り大きくなった皆さんにお目にかかれますことを楽しみにしております。