今年の心游米をご奉納するための俵を作っていただいています。俵作りの技術は大月地域で絶えつつありましたが、心游米のプロジェクトが始まり、ご奉納をどのようにするかと検討を重ねる中で、地域の古老の市橋さんが「じゃあ、やってみっかね」と手を挙げてくださいました。
今その技術は若手の「わら部」のメンバーに引き継がれています。
心游舎の活動を始めたおかげで、地域でこのようなつながりができて、若手に大切な技術を伝承することができたのは、本当にありがたいことだといつも宮尾さんは言ってくださいます。
いつも神様の前にご奉納するときにころんと並ぶ三つの俵。とてもかわいらしいのです。
わざわざ俵に入れなくてもご奉納はできます。
でも、俵にこだわったおかげで、思いもかけぬ伝統をつなぐお手伝いができたことを、心游舎はとてもうれしく思っているのです。
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