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沖縄や奄美地方では梅雨入りし、全国的に梅雨の走りのような雨が降っているようです。雨が降ると憂鬱な気持ちになりがちですが、雨に濡れると新緑は緑が鮮やかになり、とても美しいですよね。雨上がりなどは、葉っぱについた雨粒がきらきらして、しばらく眺めていたくなったりもします。
五月雨というのは、陰暦5月ころに降り続く長雨のことで、つまり梅雨を指しています。今は陰暦では4月ですから、五月雨ではないのですが、このような雨の日が続くと、新暦でも五月雨と言ってもおかしくないかもしれないと思います。
今日のコラムは、心游舎理事で出雲大社禰宜の千家徳比古さんです。14日に行われる出雲大社の大祭について書いてくださいました。15日は、京都の上賀茂・下鴨神社では賀茂祭が行われます。コロナ禍で規模を縮小はされているものの、少しずつ旧儀に復されている神社も出てきており、日常が戻りつつあることをうれしく思う今日この頃です。
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季節も早くも五月に入りました。
暦の上では夏に入ってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか
新緑の季節になり若葉も芽吹き始める季節になってきました。 五月頃は新茶が詰まれる季節であったり、潮干狩りのシーズンだったりもします。
季節の変わり目でもあり、立夏があり、春に咲いた花が散り、緑が覆い茂り、田植えや種まきが始まります。早いと沖縄辺りから梅雨入りを始め段々と夏に向けて季節が変わっていきます。
そんな中、出雲大社では五月十四日に例祭が御奉仕されます。五月に近づくと神社も例祭の準備で慌ただしくなってきます。
昔は出雲大社の大祭は「三月会」と称し、現今の例祭に相当する大祭として、陰暦三月一日から三日までの三日間、お仕えされました。
この祭典には天皇陛下の大御使の勅使が参向され、天皇陛下より御幣物が國造より御神前に供えられ、祭文を勅使奏上して厳粛にお仕えされます。なお、当日は勅祭の前に拝殿及び松の参道において「三月会」当時より古伝の祭、祓穣・辟邪の的射祭がお仕えされ、禰宜の中から毎年交代で行われます。さらに勅祭のあとには松の参道において流鏑馬の神事がお仕えされます。続いての神輿渡御祭では大勢の子供達が慣れない着物で悪戦苦闘しながら冠の瓔珞の音を響かせ御祭神である大国主命大神のお伴をして町内を練り歩きます。次いで、同十五日には二之祭、豊饒予祝の御田植神事である鈴を稲苗に見立てた「鈴振り舞」の神事が行われます。十六日には三之祭が斎行されます。この三日間は、一般には「出雲大社大祭礼」と称し、遠近からの参拝者も多く来られて、また賑わいの催物も種々あって、年中の祭典中でも最も賑やかなお祭りとなっています。
現在はコロナ禍で催物は縮小、中止等ありますが、事態が落ち着いて例年通りの例祭を迎えられたらと思います。
今現在も日に日にコロナ感染者が増えています。しかし社会問題としてコロナだけでなく、今ロシアとウクライナとの戦争という大きな出来事が起きてしまいました。現在出雲大社でもウクライナの平和を願い・祈る活動を、そのひとつとしてウクライナの国旗を境内各所に立てています。
ロシア、ウクライナ関連のニュースは毎日のように報道されています。内容は様々で中には信じがたいものも含まれています。ウクライナ、ロシア両政府から発表があり、どれが真実なのか、世論誘導か判別が難しくなっています。
ただ一日でも早くこの戦争が早く平和的に終結して平穏が訪れることを心より祈るばかりです。