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3月に入り、日に日に春を感じるあたたかい日が増えてきましたね。花粉が飛んでつらいという方も多いかもしれません。日も少しずつ長くなり、気持ちも上向きになってきそうですが、3月は別れの季節でもあります。卒業や人事異動など、親しい仲間との別れが約束されている時期でもあり、陽気な気候とは裏腹に、なんだか心がざわざわとして、落ち着かない月であるかもしれません。

今回のコラムの執筆者、森川太郎さんもこの3月いっぱいで心游舎の代表理事を卒業されることになりました。森川さんのおかげで、心游舎は大きなステップを上がることができました。有志一同の同好会のような形で始まった心游舎が、法人としてしっかりと足固めをすることができたのは、森川さんが会員の皆様のために何が一番大切なのかを考え、変えるべきこと、変えぬべきことをしっかり見極めて、舵取りをしてくれたからに他なりません。心游舎スタッフ一同、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。

出雲のキッズキャンプのときに、迷子(迷親?)になられ、国造さんに発見されたり、予定を一か月間違えて、打ち合わせに現れなかったり。事件はたくさんありましたが、森川さんの本当に楽しそうな笑顔を見ると、みんな「まあ、いっか」と思ってしまう魅力をお持ちです。これからもその笑顔で、心游舎を陰に日向に支えていただけますよう、お願いいたします。
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おかげさまで4月に心游舎も10年目を迎え、実に代表を4年間やってみて、「中から見た心游舎」について書いてみたいと思いました。

私が心游舎に初めてふれたのは9年前の大阪天満宮で行われた「煎茶」のワークショップでした。長男と参加させてもらったそのワークショップは初めて知ること初めて経験すること、つまり知らないことばかり。そしてそれは新鮮で学びの多い時間でした。その後も心游舎のイベントには長男や長女と参加させていただくようになり、いつしか運営の方達ともコミュニケーションを取るくらいの関係性になっていきました。そんな会員として関わり、心游舎が6期目に差し掛かろうとする年始に彬子女王殿下からご連絡を賜りました。それは運営側として携わるため、理事としてのご拝命でした。その数日後に次期代表を務める予定だった方が体調を崩され辞退されたので、運営側を経験したことない私はいきなり心游舎第6期から代表となったわけですが、初めはなんと無謀なコトを受けてしまったのかと思う日々でした。

ところで、心游舎の説明はもはや不要かもしれませんが簡単に。。。

・ビジョン: 日本の伝統文化が生き続けることができる土壌を形成する。
・ミッション: その核となる子どもたちに本物の日本文化にふれる機会を提供する。

なんですがこれ、ホンモノ度合いが凄くて普通一般家庭ではなかなか経験されてないことが多く、正直こんなコト学校や塾でやろうとすると一体いくら(お金)かかるんだろうと思うほどのコトを経験(体験)出来ます。だからより多くの子供たちには心游舎と関わってほしいと思っています。そして親としても一緒に学んでほしいと思います。

さて、実際に中で運営してみて思った事は大きく3つあります。

①心游舎の現理事たちは優秀。
②心游舎の初期から作り上げて来てくれた理事達が本当に土台を形成してくれていた。
③ご縁があって関わる機会があるなら是非たくさんの人に理事を経験して欲しい。

①について理事会は半数の神職の方と半数のそうでない方で構成されています。全員が実にバランスの取れたメンバーで責任感がとても強く全体最適を考えた意見をくれます。

②については自身が代表に就いた6期目に、まさにこれまで築いてきたものに安心して乗っかってる思いをさせてもらった事で、自分がこれからやるべき事を明確に出来たということです。

③そしてこれについては、自身が最も重きを置いていること、「心游舎は永続的に」からくるのですが、心游舎は総裁である彬子女王殿下及び今運営に携わってるメンバーが引退しても組織として残っていかないとビジョンは達成できないのです。だから興味をもって関わっていただける方は是非いろんな形で関わって欲しく、その中でも利他を実践できる方には絶対に理事をやって欲しいと思うのです。そしてゆくゆくは今会員である子供たちから理事に就いてくれる事があればこの上ない喜びです。

以上が私が思う「中から見た心游舎」でした。

私の代表任期は今期で終わり、来期からは現理事の小山氏に引継ぎ、私は理事を初体験させて頂きます。

最後にこれまでの運営出来てきたのはホントたくさんの方達に支えて頂いたおかげです。
どうかこれまでに続き心游舎をよろしくお願い申し上げます。