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ふと気付いたら、彼岸花が咲いていました。
桜前線は、南から北に上がっていくものですが、彼岸花はお彼岸の時期に全国的に一斉に咲くので不思議だなと毎年思います。彼岸花の別名は曼珠沙華。幽霊花、死人花、捨て子花などとも言ったりします。彼岸花は少し怖いイメージがありますが、お彼岸の頃に一斉に咲くことに、彼岸からお迎えが来るように感じていた人が多かったからなのかもしれません。
ただ、曼珠沙華というのは仏語に由来し、赤色(一説には白色)でやわらかな天界の花のこと。これを見る人は自ずから悪業を離れると言われているのだとか。本当は、見ると幸せになる花なのですね。明日のオンラインお菓子鼎談は、お彼岸を皮切りにお話が展開していく予定です。楽しみにしていらしてください。
今日のコラムは、オンラインセッションの安定の司会ぶりでもおなじみ、心游舎理事の小山良磨さん。通称はモミゾーです。心游舎犬の左馬助の息子、椎葉丸との毎日をつづってくださいました。やはり若さゆえの輝きが椎葉丸にはありますが、ちょっとした表情がお父さんそっくりです。山陰柴犬は舌に斑が出るのが特徴ですが、斑の位置も親子一緒。遺伝というのはおもしろいものです。

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「心のパートナー  日本犬の代表 柴犬ぐらししてみませんか。」

昨秋11月よりご縁をいただき、山陰柴犬の子を相棒に迎える生活が始まりました。
私たちの生活に潤いを与えてくれるパートナーである犬たち。その中でも日本犬の代表格「柴犬」についてお伝えしたいと思いますが、ここからは私のパートナー自らお伝えさせていただきます。
心游舎コラムのファンの皆様、こんにちは。初めまして。我が名は椎葉丸(しばまる)と申します。後ほど紹介いたしますが柴犬の中でも鳥取県などを中心とした地犬で山陰柴犬という種類の男子でございます。昨年の9月9日に生まれました。令和という御代がわりに生まれましたこと誇りに思います。家族を紹介しますと実は私の父はこのコラムでも度々登場し皆様に大変お世話になっております左馬助、母は同じ山陰柴犬のこゆずです。
父の背中を追いかけまだまだ修行中の身でございますが、今回心游舎コラムに出れますこと嬉しく思います。我が名、椎葉丸は心游舎総裁であられます、彬子女王殿下に名付けていただきました。
家にあれば 笥に盛る飯を 草枕 旅にしやれば 椎の葉に盛る (万葉集 有間皇子)
どんなに辛いことや悲しいことがあっても人間お腹が空きます。椎の葉のように小さくても皆の心を満たすご飯を受け止める器のような子になって欲しいと願いを込めていただきました。
今は千葉県の幼稚園・保育園で広報見習いをしています。お友だちと毎日遊べるのが楽しいです!
さて、柴犬と一口に言っても実は色々な犬種があります。現在の柴犬の多くは戦時中、絶滅の恐れもあった「中号」と呼ばれるとても優秀なご先祖様の子孫なのだそうです。また全国各地に地柴と呼ばれ一定の特徴を持った柴犬がいます。美濃地方を原産とする美濃柴犬、標高の高い信州を原産とする信州柴犬、そして私のような山陰地方を原産とした山陰柴犬がいます。それぞれの毛色や尻尾に特徴がありますが、私たち山陰柴犬はご先祖様がアナグマ猟をしていたため、小さな頭部と細く引き締まった体が特徴です。よくお見かけになる柴犬の魅力は可愛さですが、私たち山陰柴犬の魅力は「渋さ」であると言われています。私も父の渋さを目指しています。
犬種とわず「素朴さ」を持っている柴犬と日本人のお付き合いは古く、すでに縄文時代には狩猟民族のパートナー、価値を守る番犬として日本人のそばにいました。現在でも人気犬種として支持されるのは柴犬と歩んで来た歴史が刻み込まれているからかもしれませんね。
そんな柴犬を家族に迎えようかなと思っていらっしゃる方、もしかしたらイメージと違うと思うところもあるかもしれません。私たちは陽気でフレンドリー、だけどマイペースでガンコ者、勇猛果敢で神経質、それら全部ひっくるめて柴犬の魅力でもあります。
よろしかったら一緒に柴犬ぐらし始めてみませんか?

心のパートナー 日本犬の代表 柴犬ぐらししてみませんか。