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「観察」は、小学校でとてもよく出てくる言葉です。特に理科の授業では「観察」という言葉がよく登場します。観察することを通して理科の勉強が行われることが多いからです。元々、「観察」は、仏教の教えで用いられている言葉で、「知恵によって対象となるものを正しく見極めること」です。

現在では「物事のよく見て観察すること」「物事のありのままの現象を注意深く見極め、客観的な知識を得ることという意味になりました。
これは、かつて、仏教用語として用いられていた言葉が、明治時代以降、科学的な学問の方法が西洋から紹介され、学校で「観察」という新しい学び方が用いられるようになり、仏教用語である、「観察」という言葉があてられたということです。
現在の小学校で用いられる「観察」の意味は、「よく見て、他と比べて違いを見極める」という意味でとらえられています。
小学校で教えられる意味と、一般でとらえられている意味とが異なる言葉もありますから注意が必要です。