いよいよ新茶が始まりましたね、早いもので立春から数えて八十八夜。もうお手元には新茶が届いてますか?
お茶は淹れ方によって、香りや味が変化する繊細な飲み物。
お茶の味は、おおまかに、カテキン(渋味)、カフェイン(苦味)、テアニン(甘味)グルタミン(旨味)の4つの成分で決まります。
つまり、この4つの成分をどの様に茶葉から抽出させるかによって、お茶は美味しくなります。その成分の抽出具合とお湯の温度には密接な関係があります。
さて、お茶を美味しくいれるには4つのコツがあります。①茶葉の量、②お湯の量、③お湯の温度、④蒸らし時間、です。
中でもお湯の温度はとても大事。コツを掴めば美味しくいれる事が出来るので、ごくごく簡単な新茶の淹れ方をご案内しましょう。
まず、今回は新茶の淹れ方から。80℃くらいの比較的高い温度で淹れると、新茶のさわやかな香りとほどよい渋みを楽しむことができます。
1. 茶葉の量をはかる 5g〜8g 大さじ多めに一杯(2人〜3人分)※1人分は3g〜大さじ軽めに1杯
2. 少量の熱湯で急須を温める。
3. 少量のお湯を湯のみに注ぎわけで湯呑みも温める
4. 茶葉を急須に投入し蓋をする
5. 深呼吸(1回から2回)
6. 急須の蓋を開けて香りを愉しむ。
7. 湯呑みを温めたお湯を捨て、新しく湯呑みにお湯を7分、8分目注ぐ。
8. 一呼吸したら湯呑みから急須にお湯を注ぐ
9. 約1分間蒸らす。
10. 湯呑みごとに数回注ぎ分け、最後の一滴まで注いで、できあがり。
お茶は嗜好品ですから、自分の好みの淹れ方を見つけられるのもお茶の嗜み方の一つと言えますね。
是非、このGW中はお茶の淹れ方秘伝〇〇家流儀をご家庭で創り上げて、ご家族で新茶を楽しんでみてはいかがでしょう。