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宮尾さんの心游米通信。

種籾を12度の水に7~10日ほど浸けて、発芽抑制物質を取り除く作業です。昔は小川に入れてやっていた作業を、今はシャワーの水槽を使って小川のような状態にして行うのだそうです。酸素を含んだ水がゆっくり動いているのが大切なのだとか。

次は田んぼの土を砕いて、焼き土と籾殻燻炭と混ぜていきます。これが種籾を蒔くための床土作りになります。

種籾の発芽抑制物質が取り除かれ、発芽の準備ができたら30度の温水の中で発芽させます。これを催芽というそうです。品種にもよりますが、10~20時間かかるとか。目がはと胸状態(籾の外に白色の部分が出てくる)になったら、冷水で冷まして芽止めをします。

お米を育てるには、88の工程があると言われるのがよくわかりますね。

※写真の無断転載は固くお断りいたします。