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6月2日、新潟県で令和5年度心游米の田植えを行いました。例年と比べ少し遅めの田植えではありましたが、雨に降られることもなく順調に作業が進みました。他の田んぼでは既に小さな苗が風に揺られている様子が見られ、とても快適な気候の中で実施できました。
無農薬・無肥料の自然農法で栽培を行っている心游舎の田んぼは、年を重ねるごとにその土が良質になっています。泥が足に纏わりつくように滑らかになり、カエル・オタマジャクシ・ヤゴ等、目に見える生物の他に多くの微生物が生息しています。稲を立派に育てる力強さと色々な生き物を受け入れる優しさを裸足で入ると感じることができます。
手で植える田植えは田んぼの左右に分かれ、それぞれが中央に向って植えていきます。中央で落合うと、今度は遅れている人のところを手伝うように移動していきます。事前に打合せをした訳ではありませんが阿吽の呼吸で助け合いながら田んぼが仕上がっていくことを経験するたびに、古来より日本人には共同体の精神が根付いていたのだなと感じます。
半分ぐらいは田植機を使うのですがそのスピードと正確さに驚くと同時に、やはり文化に触れるという観点で考えると人の手で植えることが大事であると感じました。
田植えの後は、大月の公民館で地元の皆様に作っていただいた昼食をいただきました。
採れたての卵や、わざわざこの日の為に山に入り採ってきた山菜など、地元ならではの食材をいただきながらの昼食会は大いに盛り上がり、お互いの絆を更に深める素晴らしい時間となりました。
心游米の田んぼをいつも見守ってくださる皆様ありがとうございます。稲の成長を祈りながら、また、7月の草取りでお目にかかれますことを楽しみにしております。

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