宮尾さんの心游米通信。
昨日は塞の神でした。塞の神は、竹で組んだ骨組みの中にしめ縄やお札、正月飾り、稲わら豆ガラなどを入れて燃やします。無病息災、五穀豊穣を願う行事。
ここ大月集落でも周辺のそれぞれの集落でも行なっています。しめ縄やお正月飾り、書き初めを燃やしたりすることを考えると、本来は小正月に行う行事だったようですが、現在は会社勤めの人達の都合からこの三連休が多いようです。
稲藁で「トバ」を編みます。数十年前までトバは稲わらや作物の雨よけのために普通に編んで使っていたものですが、今ではこういう行事でもなければ編むことはありません。塞の神で年に一回だけですが参加してくれる若い人たちにトバ編み竹組みという手仕事が継承されています。
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