宮尾さんの心游米通信。
9月23日。前日に降った雨も上がり秋晴れの良い日。心游米のもち米「こがねもち」の稲刈りをしました。
大月集落の農家さん、自然栽培に取り組んでいる農家さん、中学生、小学生、保育園児、未満児の子どもさん子育て真っ最中のお母さんお父さん。いろいろな世代の人が集まり協力して行いました。
鎌で5株ずつ稲を刈ったら少しクロスして重ね稲ワラで結束します。結ぶことをこの辺では「まるける」と言います。まるけた稲束を運びはさにかけ天日で干します。
便利な機械が登場するまでの長い間人々はこんな手作業でお米を収穫していました。
ベテラン自然栽培農家の上野さんがバインダーという歩行型の機械を持ってきてくれました。稲を刈って麻紐で結束し、ぽとんぽとんと田んぼに置いていってくれます。
「さすがだねー。はかいくねー(はかどるねー)」
バインダーなら稲を刈ってまるけるのまでやってくれるので、人は運んではさにかけるだけです。
ところが途中でバインダーが止まってしまいました。何年も使っていなかったのでヒモの結束がうまくいかなかったり、燃料の供給がうまくいかなかったりしているようです。
しばらく調整したり修理を試みたりしましたがなかなかうまくいきません。
また鎌で刈り、ワラでまるける手作業再開です。
機械もすごいけど、やっぱり人の手が一番優れているんだなあ。
一緒に作業して、一服でお茶を飲んだりおやつを食べたりすると初めての人でもどんどん仲良くなります。一緒に働くっていいことです。
太陽と風を浴びてお米も気持ち良さそうです。
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