心游舎米~御奉納~
遅くなってしまいましたが、平成30年の12月1日、春日大社に今年度の心游舎米を、ご協力頂いた新潟の農家の皆さんと共に、御奉納させて頂きました。
今回は、平安時代から連綿と続く旬祭というお祭りの中でお米を奉納するというありがたいご縁を頂きました。
旬祭は、毎月1,11,21日と1の付く日に行われているお祭りで、皇室の安泰、国家の繁栄、国民の安寧などを祈る格式の高いものです。
四殿の神様に、それぞれ御神饌をお供えいたします。
最後にお供えされたのは、小さな三つの俵に収められた心游舎米。ご神前に積み上げられた俵は、とても美しく、また神々しく見えました。
最後に全員で大祓詞を唱えたときは、本当にすがすがしい気持ちになりました。
その後、境内の摂末社を宮司様と共にお参りさせて頂き、春日大社のボーイスカウト、ガールスカウトの人たちの「秘密基地」のような場所へと向かいます。
そこではスカウトの皆さんたちが、早くから準備して下さっていた青竹で炊いたご飯、こんにゃくの田楽や特製の汁物「春日初霜」などのお料理が並んでいました。
竹筒を開けたときにふわりと立ち上ったさわやかな香りは忘れることができません。
青竹ご飯と飯盒炊さんご飯の食べ比べをしたり、お料理の解説を伺ったり、みんなの踊りに参加させて頂いたり。
おいしく、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
2回目までは、新潟県内の神社に御奉納させて頂いていましたが、今回からは心游舎がお世話になっている神社に、日頃の感謝の気持ちを込めて御奉納させて頂くことに致しました。
無農薬、無肥料で、大変な努力をしながら、自然栽培でお米を育てて下さっている農家の皆さんの思いも一緒に各地にお届けして行けたらいいなと思っています。
今年度も、新潟の農家の皆さんを始め、國學院大學の皆様、多くの皆様のお力を頂き、プロジェクトを遂行することが出来ました。
心より感謝申し上げます。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
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