心游舎米~草取り~

開催地:田んぼ(新潟県北区)

まだまだ夏本番だった年8月29日、草取りに行ってまいりました。
お盆も過ぎ、稲の花の受粉も終わった頃と言うことで、青々としてさやさやと風に揺れる稲の姿は、とても元気に見えました。
曇り空で暑すぎず、草取りにちょうどいい季候と思っていましたが、これが心游舎史上一番ハードな草取りの幕開けでした。

今までは田んぼの外側から草を引いていましたが、今回は田んぼの中まで入っていき、稲より背が高くなり、刈り取りのときに邪魔になる稗などの草を刈っていきます。
目に草が刺さると痛いので、眼鏡と顔を覆うマスクをと言われていましたが、開始3分でその重要性を思い知らされることになりました。
間違って稲を抜いてしまわないように、細心の注意を払うのですが、上を見て、下を見て抜くをひたすら繰り返す作業は、なかなか腰に負担がかかります。
だんだんと上を見なくても稲とそれ以外の草の見分けがつくようになっていくのですが、対岸に着く頃にはみなへとへとになっておりました。

その後は休憩を挟んで、縄綯い体験。稲わらの袴をとって揃える「藁すぐり」と藁を叩いてやわらかくする「藁打ち」の経験の後、皆で藁を綯わせて頂きました。
先生の市橋さんが藁を綯われる様子は、まるで魔法のように簡単そうなのですが、やってみるとそうは問屋が卸しません。
みな首をかしげたり、「先生~!」と助けを呼んだりしながらも、楽しそうに手を動かしていました。
すぐった後の藁も、座布団や布団の中に入れたり、竈の焚きつけにしたりと、いかに昔の人はお米を大切にしていたかということがよくわかる1日となりました。

草取りの作業が終わった途端、雨がぽつぽつと降り出しました。天気に恵まれたのは、誰の日頃の行いがよかったからでしょうか。
写真提供:神社新報社