【日本文化の入り口マガジン 和樂web】にて連載中の「彬子女王殿下と知る日本文化入門」の最新号が掲載されました。
茶葉屋を経営している友人が、お店のアルバイトの子たちに茶道に興味はないのかと聞いたところ、一人がこう答えたそうだ。
「なんか裏とか表とか怖いです」と。
思いも寄らないその返答を聞いて、「なるほど…」と言ったまましばらく固まってしまった。子どもの頃からその名称には慣れ親しんできたから、そんな印象を持ったことは一度もなかったけれど、言われてみるとなんとなくわかるような気もする。特に「裏」という漢字には「裏口入学」「裏社会」「裏切り」など、あまりよくないイメージが付きまとう。全く茶道の知識がない若い人たちにとっては、こうしたイメージが一歩踏み出すのを躊躇させる理由になり得るのだと、考えさせられるできごとだった。
■茶道が“なんか怖い”のはなぜ?「お茶」がもたらす日常の喜び
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