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12月19日、今年の結びとなりますオンラインセッション「今さら聞けない神社のお話-祓詞編-」を開催いたしました。
パネリストは、太宰府天満宮権禰宜の森大郎さん、心游舎理事で東京大神宮権宮司の松山幾一さん、司会は心游舎理事で上賀茂神社権禰宜の乾光孝さんです。

神社で正式参拝するときに神職さんが唱えられる祓詞。わかる単語は聞こえてきますが、実際何を言っているのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
彬子女王殿下も、ハラエドノオオカミタチは動物の狼だと思っておられたそうです。
きちんと理解すると、また違った気持ちで神社にお参りできるのではないかと、今回の企画をさせていただきました。

参加者の皆さんには、前もって松山さんが書いてくださった祓詞を印刷して、浄書をして頂きました。「唯一の特技なんです」と言われる松山さんの祓詞はうっとりするほど美しく、見ただけでなんだかすがすがしい気持ちになります。

まずは、森さんに祓詞の意味を分かりやすく教えていただきました。19日当日がお誕生日だった森さん。みんなで画面上でお祝いをしました。
人間が知らず知らずのうちに犯してしまう罪穢れを、神社にお参りするときには祓う必要があります。罪と言うのは、犯罪のような重いこともそうですが、嘘をついたり、わがままを言ったりといった、自分勝手なふるまいをすることも罪にあたります。
穢れとは、病気や死、出産などの物理的なものはもちろんのこと、気が枯れる、つまり元気がなくなることが穢れになります。
神社にお参りするときは、そのようなものを祓い、ご神気で満たしていただき、元気になって帰るのです。

伊弉諾尊が黄泉の国に行って、追いかけてきた鬼に桃の実を投げつけたところ退散したことから、桃太郎の鬼退治のお話が生まれているというお話や、神様を柱と数えることが、鬼滅の刃の「柱」とつながっているというお話には、反応された方が多かったようです。

松山さんには、紙のどの部分に鉛筆で線を引き、書いたらよいか、紙を七折半にする方法、なぜ七折半にするのか、どの部分で息継ぎをするかなど、なんとなくやっていたら見過ごしてしまいそうなことを、しっかりとわかりやすく解説していただきました。

最後には、松山さんにリードしていただき、画面の向こうの参加者の皆様と声を揃えて祓詞を奏上しました。言霊と言う言葉がありますが、声に出して読むとその世界が実体化していくような気持ちになります。今年は日本だけでなく、世界中で本当にいろいろなことがあった一年でした。
鬱々とした思いを抱えながら過ごされた方も多かったのではないかと思います。一日の終わりや、少し気持ちが落ち込んだ時など、祓詞を唱えると、気持ちがすっと穏やかになります。
言霊の力を信じ、日常の中で祓詞を大切に奏上して頂けたらと思っております。

次回のオンラインセッションは、令和3年1月9日。書家の神郡宇敬先生に、オンライン書初め教室をして頂きます。
参加者のお子さんのレベルに合わせて、先生が一人一人にお手本を書いてくださいます。
皆さんの作品は、書家としても知られる菅原道真公をお祀りした北野天満宮に、ご奉納させていただけることになりました。
なかなかない貴重な機会ですので、ぜひご参加くださいませ。

※写真の無断転載は固くお断りいたします。