日本ならではの精緻で美しい染色技法「型染め」

開催地:東京大神宮(東京都千代田区)

平成31年1月27日(日)東京のお伊勢さまこと東京大神宮にて、伊勢型紙を使用した卓上型の染めカレンダー作りワークショップを行いました。
講師には伊勢型紙職人の那須さん、伊勢型紙協同組合の大平さん、型紙商店の起さんにお越しいただきました。

日本の染め物の中に「型染め」という技法があります。
それは和紙に模様を彫り抜いた「型紙」で絵柄を染めていくのですが、その染色技法は日本ならではの精緻で美しい仕上がりを誇ります。
その型染めの一つの伊勢型紙は、三重県鈴鹿市に伝わる布、紙、革に模様を染めることのできる伝統的染色道具です。
型紙に彫られた柄は大変繊細で細かいことで知られ、縞彫り、突彫り、道具彫り、錐彫りなどの技法があり、縞彫りでは1㎝に11本の縞を切り抜いたり、錐彫りでは1平方センチに100個ほどの穴が彫られたりと、観るだけで職人の方の高度な技術と根気を感じ取ることができます。

今回のWSは細かい作業を行うためおとなの方と、お子さんは小学高学年以上とさせていただきました。

今回は彫りに挑戦するのは1枚で、染めの作業は事前に職人さんが彫った江戸時代に流行した小紋、吉祥文様、季節の文様に加え、東京大神宮スズランのモチーフや心游舎の雪の文様の型紙の中から6点を選んでいただき、卓上カレンダーをつくりました。

難しかったのは彫りの作業では曲線部分、染めの工程では絵の具の濃さの調整。でもその難しさを実際に体験したことで日本の伝統工芸のレベルの高さや、今後型染めの物を目にした時にその工程を想像できるようになったことが大きな収穫、と話している方がいらっしゃいました。
今回もWSの開催にあたり多くの方々にご協力いただきましたことに心より感謝申し上げます。